経産省のリスキリング支援と教育訓練給付金の違い:対象者・補助の出方・確認先
更新日: 2026-10-13
スクールの公式サイトでは、「教育訓練給付金」と「リスキリング支援」が並べて案内されていることがあります。どちらも受講費用の一部が補助・支給される仕組みですが、所管も対象者も別の制度です。この記事では、2つの違いを公式情報をもとに整理します。
2つの制度の違い
| 項目 | 教育訓練給付金(厚生労働省) | リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(経済産業省) |
|---|---|---|
| 対象者 | 雇用保険の加入期間などの要件を満たす人(在職中・離職後1年以内) | 在職者 |
| 対象になる講座 | 厚生労働大臣が指定した講座 | 事業に採択された事業者の講座 |
| 補助・給付の出方 | 区分ごとの給付率と上限(専門実践は基本50%・年間上限400,000円など) | 受講費用の補助と、転職後の追加補助(下記) |
| 受講前の手続き | 専門実践・特定一般はハローワークでの手続きが必要 | 事業の公式サイトの案内に従う |
| 講座の探し方 | 厚生労働省の講座検索システム | 事業の公式サイトの事業者検索 |
リスキリング支援事業の内容
公式サイトで案内されている内容は次のとおりです(確認日 2026-10-12)。
- 在職者が対象。事業に採択された事業者の講座が対象
- 受講費用の2分の1(上限40万円)、転職して1年継続して働いた場合に追加で5分の1(上限16万円)
- 対象講座・申込方法は公式サイトの事業者検索で確認する
出典: careerup.reskilling.go.jp/worker/(確認日 2026-10-12)
教育訓練給付金と大きく違うのは、在職者が対象であることと、転職して一定期間働いたあとに追加の補助があることです。すでに離職している人はこの事業の対象外ですが、教育訓練給付金は離職日の翌日から受講開始日までが1年以内であれば対象になる場合があります。
教育訓練給付金の内容(おさらい)
| 区分 | 給付率 | 上限 |
|---|---|---|
| 専門実践 | 基本50%、条件により70%・80% | 年間400,000円〜640,000円 |
| 特定一般 | 基本40%、条件により50% | 200,000円〜250,000円 |
| 一般 | 20% | 100,000円 |
詳しくは制度のしくみにまとめています。
どちらを使えるかの確認の順番
- 受講したいスクール・コースが、どちらの制度の対象になっているかをスクールの公式サイトで確認する
- 教育訓練給付金の対象なら、講座の区分と自分の雇用保険の加入期間を確認する(試算ツールで目安を出せます)
- リスキリング支援事業の対象なら、事業の公式サイトで事業者と申込方法を確認する
- 同じ講座で両方の制度を使えるかは、当サイトでは確認できていません。それぞれの窓口(教育訓練給付金はハローワーク、リスキリング支援事業は講座を提供する事業者)に確認してください
出典: www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_education.html、www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html(確認日 2026-10-13)
給付金の支給の可否・金額は、最寄りのハローワークにお尋ねください。